すっぽん料理の歴史は、縄文時代にまでさかのぼります。
滋賀県の遺跡にある貝塚からすっぽんの化石が発見されたことから、古い時代からすっぽんを食べる文化があったと考えられています。
飛鳥時代には白いすっぽんが献上されたとの記録がありますが、これを調理したかどうかは定かではありません。
鎌倉から江戸時代にかけては安価な食材として、よく庶民の食卓に並んでいました。
しかし発育が遅いせいで需要に追いつかなくなったためか、次第に高級食材になっていったのだとされています。
明治になるとすっぽんの養殖が本格的に始まり、美容・美肌効果のある高級食材として親しまれてきました。
現代に至っても高価であることに変わりはありませんが、サプリメントなどの健康食品が販売されるようになり、手軽に摂取することが簡単になったといえます。