スッポンモドキは、その名の通り見た目がすっぽんにそっくりなカメのことです。
しかし、生物学上は両者は全く異なる種類のカメであり、生態にも大きな違いがあります。
具体的には、足がしっかりと地面を踏みしめられる形になっているすっぽんは水陸どちらでも活動できますが、湖や沼の底を歩き回る生活が中心で、陸にあがるときだけ泳ぐ生活を基本としています。
一方で、スッポンモドキは足の形状がウミガメに似たオール状の形になっており、水中を泳ぎ回っていることが多いです。
さらに、湖や沼に生息していることが多いすっぽんと違って、スッポンモドキの生活区域の中心は川である点も特徴です。
また、温暖な場所に生息しているスッポンモドキは冬眠しない一方、すっぽんは冬眠する点も大きな違いと言えるでしょう。